DADA NUTS BUTTERの新しいプロジェクト、traditionalシリーズ。
日本の在来種や国産のナッツを使ったナッツバターを少しずつ展開していきます。

世界のどこでも同じですが、在来種の作物は手間がかかり、揃いが悪いなどという理由から、大量生産が求められる時代にあって生産が減少していました。
しかし、そういった作物にはちゃんとその土地にそれが在る理由や、そこに付属した地域の人々の思いやストーリー、そして味にもそれぞれ個性があります。
私たちはその多様性を大切にしたいと思い、ナッツの在来シリーズをスタートすることにしました。

そして多くはないですが、実は知らない人が多い日本の在来ナッツ。
収穫量も多くなく、旬の時期しか生産できない季節限定になるものもあるかも知れませんが、そういったものを少しずつ掘り下げていき、ミラクルパンなナッツバターを作ります。

その第一弾は高知県の在来種 “唐人豆”というピーナッツ*です。
“唐人豆”とは、明治以降に導入された商業栽培のピーナッツではなく、日本に初めてやってきた豆が何百年も受け継がれてきた貴重なもの。
宿毛市沖の島のものと言われています。
そして牧野富太郎博士によって残された約50種の伝統作物「牧野野菜」のひとつでもあります。

特徴としては、
・粒がとても大きい
・味は濃厚で美味しい
・株が大きく、収穫が自動化できず、現在はすべて人力。

今年、高知市のグロリオサ農家の中島義幸さんが唐人豆の栽培を本格的にスタートしました。
DADA NUTS BUTTERはその収穫から携わらせていただいています。

11/12(火) 「NUTTY COUNTRY_traditional 1 」では、参加者の方々と“唐人豆”をひとつひとつから割りし、お昼は料理人 船山義規氏による唐人豆を使用したランチを畑にてお楽しみいただきます。
後日、DADA NUTS BUTTERの唐人豆のナッツバターのお土産付き。
唐人豆の畑で唐人豆のランチを食べるとてもスペシャルな機会。
今年は栽培量もまだ多くないためナッツバターもかなり数量限定となります。
お席、残りわずかですが是非ご参加くださいませ。

【NUTTY COUNTRY_traditional 1 】

日時:11/12(火) 10:00〜(13:30ごろ終了予定)
場所:高知市三里のハウス内
参加費:3500円(唐人豆のランチ、唐人豆のナッツバター付き)
定員:25名

参加ご希望の方は、以下のメールアドレス、またはお電話にてご連絡ください。
mail : dadanutsbutter@gmail.com
TEL : 088 769 0739


船山義規(Yoshinori Funayama)
1973年東京生まれ。料理人。
得意分野は世界各国の郷土料理特にヨーロッパ。『テロワールを媒介にした各土地に根付いた料理・多様な文化が混交した料理』の修行を重ね、本物の食材ありきの料理を追求するため、生産者と積極的な交流をおこない、日本各地の農場に足しげくかよっている。

*ピーナッツは正確には豆類ですが、ナッツバターの一つに分類します。