2020年2月15日
千葉県八街市にある浅野悦男さんの農園「エコファームアサノ」にて、PANPHAGIA2020を開催しました。
なんと楽しく、意義のあるイベントだったんだろうと、終わった今思います。

料理人の船山義規さんに連れて行っていただき、初めて浅野さんの畑に行ったのは去年のこと。
当時、日本で作れるはずがないと言われていたイタリア野菜「タルティーボ」の栽培に成功し、今でも「人と同じことはやりたくない」という精神のもと農業をしている浅野さん。
浅野さんによる畑ツアーは、野菜については勿論、何かを作り出すという点で様々なことに通じる何かを感じさせるものでした。

浅野悦男さん

そんな浅野さんの畑で開催することとなった食とアートのイベント。
ラテン語で全てを喰らい尽くすという意味の「PANPHAGIA」。

畑の真ん中、野菜を入れるカゴと板でできたテーブルに、農業用のマルチにアーティスト守谷さんによるステンシルで「PANPHAGIA」の文字の入ったテーブルクロス。

USHIO chocolatlの社主によるカカオ×ナッツのウェルカムドリンクと、カカオの殻剥き体験も和気あいあいとした雰囲気で楽しんでいただきました。

参道屋DADA NUTS BUTTERは畑のオープンキッチンで調理。

浅野さんの畑からは、
・人参4種
・大根5種
・カブ
・菊芋
・ビーツ
・インカのめざめ
・ルッコラ
・お花
・赤キャベツ
・チヂミほうれん草
・カステルフランコ
・プチヴェール
・ラディッキョプレコーチ

これらをマリネやサラダ、蒸し煮にしたり、ナッツバターとソースにしたり。

お肉は、3種。
・北海道産蝦夷鹿のロースト
・愛媛産みかん猪のロースト
・ハンガリー産ひまわりチキンの煮込み

今回はナッツバターで、「菊芋とカシューバターのソース」、「チヂミほうれん草とクルミバターのサルサヴェルデ」、「フォンドボーとアーモンドバターのナッティBBQソース」の3種類のソースを作り、紫キャベツのお皿でお野菜やお肉と一緒に召し上がっていただきました。
まさに全てを喰らい尽くすPANPHAGIA。

そして大きなベニヤ板に書かれたDENSEさんの作品に、アーティストのハナワンダーさん、かつまたさん、守谷さんがそれぞれ書き足した畑の魔除けも完成。

かつまたさん、ハナワンダーさん、浅野さん、守谷さん

謎の覆面料理人

「自分は農家なだけではなく、アーティストだ」という浅野さん。
クリエイティブな畑にアートが合わないはずがない。

どんと焼き
浅野さんの奥様マダム

こんなにも素敵なイベントはなかなかないのでは。
食やアートに興味のある方にはぜひ体感して頂きたい。
私自身もより食材や料理について深めていき、次回開催するときにはもっと面白いことができるように精進して行こうと思います。

みなさま、ありがとうございました!