2020年11月18日
〈在来ナッツの晩餐会 -鬼胡桃と会津〉
DADA NUTS BUTTERの在来種や多様な食文化を紹介するプロジェクト「トラディショナルシリーズ」第二弾は『鬼ぐるみ』。
福島県会津で100年以上続くくるみ問屋、斎藤金五郎商店さんとコラボレーションした『鬼胡桃バター』の発売に合わせて、会津若松市の食堂Kontshで会津の食材と鬼胡桃を使った晩餐会を開催しました。
開催するにあたって会津の生産者さんの訪問もさせていただき、鬼胡桃に合わせる食材もセレクト。
お野菜は会津伝統野菜を中心に!
前菜には会津地鶏を使わせていただきました。
会津地鶏は平家の落人が愛玩用に会津に持ち込んだものとされており、黒く長い尾羽根は1570年代に伝承された郷土芸能「会津彼岸獅子」の獅子頭に使用されてきたとのこと。
芸能でも食でも、会津の文化にしっかり根ざしてきた地鶏。
北前船でやってきて会津の食文化に根ざした鬼胡桃とのシンパシーも感じ、晩餐会に使わせていただくことにしました。
磐梯山がくっきりと望める会津地鶏が飼育されていた場所は、かつて戊辰戦争の戦場となった場所でもありました。
会津では戊辰戦争をきっかけに東北地方では最も早く、文明開化の食べ物として「馬食」が始まったとされており、今でも馬肉を食べる文化が根付いているそう。
そういった縁もあり、メインは馬肉を使うことに。
晩餐会は、食堂KontshとDADA NUTS BUTTERで順番にお料理を出すコース形式で行いました。
アミューズ – 食堂Kontsh –
・会津鯉と赤筋大根のカルパッチョ
・蒸した立岩かぶとかぶの葉のジェノベーゼ、アーモンドバター
・里芋の春巻き ブラックマンバとっから味噌
前菜 – DADA NUTS BUTTER –
・会津地鶏のガランティーヌ 板野沢在来熱塩加納かぼちゃ
メイン
・馬肉のカイエット 会津小菊かぼちゃ
・木村製パン 大江さんの全粒粉と鬼胡桃のパン
デザート
・キャロットケーキと鬼胡桃バターのアイスクリーム
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鬼胡桃の美味しさと会津のテロワールを感じていただける一日となったと思います。
鬼胡桃の晩餐会。会津の次は東京編へと続きます。